これは大変なことやと思うよ

とある田舎者(90.1%)の戯言です

“文学少女”と慟哭の巡礼者【パルミエーレ】感想

“文学少女”と慟哭の巡礼者 (ファミ通文庫)

“文学少女”と慟哭の巡礼者 (ファミ通文庫)

5巻では宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』をモチーフに話が進みます
心葉の過去のトラウマに対する真実と決着が描かれてます
傷つきながら本当の幸せという形のないものを必死に探す様が生々しく描かれていたような気がします





ネタバレなしで紹介するのが不可能なのでスクロール




































1巻から登場する心葉のトラウマとなった人物がようやくメインに登場します(無印Memories Off桧月彩花みたいな位置づけのキャラ)
芥川、ななせ、流人さらには千愛といった様々なキャラクターとこの人物の関係や陰謀がダイナミックに描かれていてページが進みます
あっと言う間の役380ページだったような気がします

最初は心葉の余りの情けなさに某School Daysの主人公並みに「心葉○ね」と思ってたのはここだけの話
そういや、あの作品のヒロインの名は言葉でしたね(関係ない



印象に残った言葉

夜の道で迷っているのは、子供だけじゃない。大人だって、迷うし、間違うことがあるのだ。

どうしてぼくらは、夜の世界で迷い続けるのだろう。心を傷つけ、切り裂かれながら、嘆き続けるのだろう。

それでも、真実を見つめることのできる自分になりたいと、今この瞬間、ぼくは強く願う。

残り114冊