- 作者: 野村美月,竹岡美穂
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2006/04/28
- メディア: 文庫
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ひとまずあっさりと見つかったので読みました
遠子と心葉の主人公コンビと竹田千愛がメインの話でした
実際の文学作品をモチーフにした話で、第1巻にあたるこの作品では太宰治の人間失格をベースにしたストーリー構成でした
最後の展開が予想できなくて面白かったです
野村美月の作品にしてはシリアスでブラックな要素が多かったですが、コメディタッチなところやハートウォーミングストーリーといった歴代の作品に共通したところが色濃く残ってあり、非常に楽しめました
以下、ネタバレのためスペースを空けます
ちなみにこれは個人的メモのようなものです
印象に残った言葉
なにも起こらないこと。
誰も好きにならないこと。
痛みも悲しみも絶望もなく、おだやかに生きていくこと。
そんな毎日をぼくは願う。
時間の経過は、人間に平等に与えられた癒しであり、救いなのかもしれない。
どんなに苦しいことや辛いことがあっても、今日とは違う明日がやってくる。
そうやって繰り返し明日を迎えていくうちに、人は変わっていくのかもしれない。
癒されないと思っていた痛みも、いつか薄れてゆくのかもしれない。
明日は2巻を読みたいと思います
積んでいるとこういう時便利だw
残り118冊
P.S
初版で持っているのですが、発売日を見たら2006年5月10日とか俺は一体いつから放置していたのかと