例によってネタバレありなので嫌な方はスルー
まずはスタメンから
GKソーレンセン
DFアッガー
DFヤコブセン
DFクロルドルップ
DFシモン・ポウルセン
MFクリスティアン・ポウルセン
MFヨルゲンセン
MFカーレンベルグ
FWトマソン
FWベントナー
FWロメダール
ケアーを出場停止で欠いている以外はカメルーン戦と同じ陣容です
日本
GK川島永嗣
DF駒野友一
DF田中マルクス闘莉王
DF長友佑都
DF中澤佑二
MF阿部勇樹
MF遠藤保仁
MF松井大輔
MF長谷部誠
MF本田圭佑
FW大久保嘉人
前2戦と変わらず
引分けでも決勝トーナメントに進出する日本と勝つしかないデンマークの最終決戦です
デンマークは高さを武器にCKからの攻めやトップに入ったトマソンが抜け出してシュートなど試合序盤から攻撃的に来ます
対する日本も左からのクロスを松井が合わせたり、抜け出した長谷部がシュートを放つなど押し込まれつつも反撃に出ます
試合が動いたのは前半17分、右サイドからのFKを本田が決めて日本が先制します
その後、2点が必要になったデンマークもすぐさま反撃に転じ、再びトマソンが抜け出すも川島が前に出て必死にセーブ
その後、日本はゴール正面で得たFKに本田と遠藤が2人並び、遠藤が蹴ってゴールを決め、追加点
本田の1点目が効いてたと思います
日本2点リードで前半終了
後半はデンマークは次々と攻撃的な選手を入れ、予選突破を目指して猛攻を仕掛けます
日本ディフェンス陣と川島が抑え、クロスバーに救われるなど運も味方してそのまま時間が過ぎていきます
試合が動いたのは長谷部のアッガーに対するファールでデンマークにPKのチャンスが訪れます
これをトマソンが蹴り、川島がセーブするもそのこぼれ球をトマソンが押し込んでデンマークが1点を取ります
その4分後中央から本田へと繋ぎ、本田がディフェンスをかわし、フリーの岡崎へとパスし、これを岡崎が決めて日本3点目を決めます
その後デンマークの反撃も押さえてタイムアップ
日本が3-1で勝利し、グループ2位で決勝トーナメント進出しました
もう1つの試合は既に決勝トーナメント進出を決めていたオランダがカメルーンを相手に2-1で勝利し、1位で通過しました
以下、日本の感想
試合開始直後はトマソンに何度も突破されて危ない時間帯がありましたが、その中で本田の先制点は大きかったです
もしもデンマークに先制されると日本が前がかりにならざるを得ず、その後守備的な戦術を取られたら高さとフィジカルに劣る日本が同点ゴールを奪えるチャンスはそうなかったと思います
そして本田の得点がFKだったのが遠藤のFKによる2点目を生んだと思います
相手キーパーのソーレンセンは明らかに本田を意識して反応が遅れたと思います
2点リードして前半を折り返した時は「仮に2点取られても引分けで決勝トーナメントに進める」「ドイツ大会の初戦は後半だけで3点取られたから集中して欲しい」と思いながら観戦してました
デンマークの焦りもあったと思いますが、よく集中して守備をし、守勢に回るだけでなく隙あらば攻め、攻め方も攻めるにしても以前のように無駄に横や後ろでパスを繋ぐのではなく、シンプルにゴールに攻めるのを見て感動し、試合途中からガチで泣いてました
選手個々の能力では下でも相手は明らかに焦っていて平常ではなく、日本は精神的に優位で迷いなくサッカーをしていて組織的で強いチームでした
「日本が圧倒している」「精神的にしっかりしているし迷いもないし集中も切れてない」
自分が見たかったのは本戦が始まる前には見られなかった正にこうしたサッカーでした
夢でも見ている感じでした
気持ちの入った実にいい体の底から応援したくなる展開でした
PKの場面も川島を見ていたし、1度は止めたのを見て本当に悔しかったです
1点返されたらズルズルいくのが今まででしたが、選手たちは必死に攻め、本田の個人技からの突破から岡崎が決めた時には勝ちを確信しました
日本はパスサッカー・ポゼッションサッカーよりも堅守速攻のリアクションサッカーが向いていると感じた予選リーグ3戦でした
決勝トーナメント1回戦はパラグアイと対戦します
決勝トーナメントも結果を恐れずに予選リーグの戦い方を継続していって欲しいと思います